クローズド配信とはどういうもの?どんな動画の配信におすすめ?
誰でも無料で視聴できる動画を配信するのではなく、イベントに参加した人や会員に絞って動画を配信したいと考えている人もいるでしょう。このような人におすすめの方法を紹介します。クローズド配信は、限定した動画コンテンツの配信を指します。研修やセミナー動画で活用されているので参考にしてください。
クローズド配信とは
誰でも無料で視聴できる動画ではありません。情報が不特定多数の人に流出しないので、安全に配信できるようになります。さまざまな機能が設けられているのが特徴です。
限定した動画コンテンツの配信を指す
無料で利用できる動画コンテンツのように、たくさんの人が視聴できる動画ではなく、限定した動画配信コンテンツのことを指します。動画を視聴できる人を限定する狙いはいくつか存在しますが、社内向けの動画や会員のみ試聴できる動画を配信するときに活用されます。
情報がむやみに公開されなくなる
たとえば、社内向けの動画がたくさんの人が視聴できる状態であれば問題となるでしょう。会社のノウハウや情報が外部に流出してしまうことになります。ただし、人材を採用するための企業説明会などでは、たくさんの人が視聴できるように、クローズド配信ではない方法で動画を配信するなどの工夫が必要です。
そのほかにも、会員のみ視聴できるセミナー動画やイベント動画を配信することで、プレミア感を演出できます。また、会員も月会費などを支払って会員となることで、動画を視聴する権利を獲得しています。
限定公開とワンタイムURL
こちらの機能は、手軽にクローズド配信を始めたい人におすすめです。限定公開された動画を視聴できますが、たくさんの人に動画のURLがSNSなどで拡散されると、限定公開ではなくなってしまいます。そのような人は、ワンタイムURLを活用しましょう。
URLにクリックできる回数が制限されるので、何度も視聴できなくなります。商品を購入したときの特典映像や、ファン限定のプレミア動画などを配信したいときにおすすめです。
パスワード認証
セミナーや基調講演などを視聴したいときに、主催者から発行されるパスワードを入力して視聴します。また、このような動画は期間限定配信となっている場合が多いので、期間が過ぎると視聴できなくなる場合があります。
IPアドレス制限
こちらは、動画を再生できる拠点を設定することで、限られた拠点以外からアクセスした場合は視聴できないようになっています。これにより、必要な情報が外部に流出するのを防止します。学校、医療機関、官公庁などで利用されています。
参照ドメイン制限
会員やチケットを購入した人のみ視聴できるので、あらかじめ登録したドメイン以外は視聴できません。スポーツジムの会員やチケット購入者に限定した動画を配信したいときに活用します。
視聴者ごとのIDやパスワード認証
こちらは有料の動画配信サービスなどで活用しています。自分のIDとパスワードを持っていないと視聴できません。さらに、同じIDとパスワードを使用して同時に再生できないような仕組みにもなっています。
視聴者承認
管理者が承認した人のみ視聴できます。オンラインミーティングやオンラインセミナーで使用されています。
クローズド配信は研修やセミナー動画におすすめ
多くの場面で活用されています。研修やセミナー動画は、参加者を限定しているのでこのようになっています。
オンデマンド配信
こちらは、あらかじめ収録した研修やセミナー動画を編集して配信するスタイルです。不要な部分はカットできるので、尺が長くなりにくい特徴があります。また、収録後に編集できるので、重要な部分を強調することや、説明を補足することも可能です。
ライブ配信
配信日時をあらかじめ視聴者に伝達しておきます。配信日時になるとリアルタイムでセミナーが開始されます。参加者に適度な緊張感を与えられるので、そのような効果を狙いたい人におすすめです。
クローズド配信にするメリット
3つのメリットを紹介します。参加者にとってメリットが大きいので満足度につながります。
動画の価値が低下しない
誰でも無料で視聴できる動画では、動画の価値が低下します。適切な方法で配信された動画を視聴して価値を得たいと思う人だけが参加できます。また、不特定多数の人に情報が漏洩しない点も安心材料として挙げられます。
セミナーの参加者が確認できる
参加者を確認するのが容易になります。セミナーを申し込んだだけで視聴していない人も把握できます。大学の授業などでも活用できているので便利です。
特別感を演出できる
無料で誰でも視聴できるコンテンツではないので、参加している人が特別感を得られます。それにより満足度も高まるでしょう。
まとめ
クローズド配信のやり方は、自分に合ったものを選択しましょう。この際、動画の価値を低下させないようにしてください。また、研修やセミナーの参加者を確認できるので、確認するための手間や時間を省けます。便利な機能なので積極的に活用して、参加者の満足度を高めましょう。
参加者に特別感を与えるとともに、上手に収益化できる仕組みを構築してください。ビジネスとして成功させられるでしょう。