動画配信プラットフォームを導入する際にかかる費用はどれくらい?
これから動画配信サービスを利用したいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。構築方法はスクラッチ開発、パッケージ開発、クラウド型動画配信システムがあります。動画の品質や独自性などの違いにより構築方法は異なりますが、導入する際は費用面を比較して検討するようにしましょう。
動画配信プラットフォームの構築方法
動画の品質や独自性などの違いにより構築方法は異なります。
自由度は高いがコストがかかるスクラッチ開発
自社で独自開発したい人や、デザインを自由に開発したい人におすすめです。そのぶん料金が高額となるケースがほとんどです。また、構築期間が長くなるので急いで導入したい人にはおすすめできません。
程よく自由に構築できるパッケージ開発
スクラッチ開発より自由度は劣るものの、オリジナリティをほどよく発揮できます。コストが低いだけではなく構築期間も短縮できるので速やかに導入できます。
低コストで素早く導入できるクラウド型動画配信システム
近年人気を集めている構築方法です。完成度が高く、外注した場合はサポート体制が充実しているのが特徴です。とくにこだわりがない人やまずは初めてみたい人におすすめです。
動画配信プラットフォームを導入する際にかかる費用
3つの構築方法がありますが、費用面で大きく異なります。オリジナリティが高くて手間がかかる方法は費用面でも高額になります。ただし、初期費用が安くてもそのほかの費用が発生する場合があるので、あくまで目安としてとらえてください。
スクラッチ開発の場合
初期費用の目安は200万円~となっています。状況により数千万円以上かかることが予想されます。月額料金は無料となっていますが、構築を外注した場合は保守管理費用として数万円以上が別途発生します。
パッケージ開発の場合
初期費用の目安は100万円~となっています。状況により数千万円以上かかることが予想されます。月額料金は無料となっていますが、スクラッチ開発の場合と同じく外注した場合は別途費用が発生します。
クラウド型動画配信システムの場合
初期費用の目安は無料~20万円程度となっているので、スクラッチ開発の場合とパッケージ開発の場合と比較するとリーズナブルです。ただし、月額料金が5万円以上かかるのが一般的です。長期間サービスを利用する場合は損する可能性があります。
動画配信プラットフォームを導入費用から選ぶ際のポイント
初期費用だけではなく、オプション機能の費用なども考慮する必要があります。また、構築を外注する場合は保守管理費用も発生するので、その点も踏まえて選択しましょう。
月額基本料金が予算の範囲内で収まっているか
導入にかかる費用を確認すると分かるとおり、構築方法によって初期費用だけではなく月額基本料金が発生する可能性があります。そのなかでもクラウド型は、月額基本料金が発生することが明らかになっているので、初期費用だけではなく継続的に発生する費用も考慮しておきます。毎月の損益分岐点を計算しておくと、月額基本料金が予算の範囲内で収まっているかどうかを確認できます。
とくに、法人として企業を設立したばかりの頃は売上が一向に伸びないことがほとんどでしょう。そのような生活が半年以上継続することも珍しくありません。構築方法だけではなくオプションの費用も含めた支出面を定量的に計算しておきましょう。そして、費用面だけではなく自社にとって必要なサービスを受けるようにしてください。
オプション機能の費用はいくらかかるのか
オプションサービスを利用すると予算オーバーしてしまう事例はよくあります。売上の向上が見込めればそれも可能かもしれませんが、事業が軌道に乗っていないときは、予算の範囲内で収まるようにしたほうがよいでしょう。あまりにも企業の利益が少ないと金融機関から融資を受けるときに不利になります。
また、連続して赤字決算となった場合は融資以外にも不利益を被ることになるので、事業計画書を逐次修正して事業を継続します。予算オーバーしてしまうけどオプションサービスを利用したい場合は、同様のオプションサービスを利用できる他社の情報も入手してみましょう。料金を比較して検討することで、リーズナブルにサービスを利用できる可能性があります。そのほかにも、キャンペーンを利用できる場合は利用しましょう。
そのほかの費用も考えているか
動画の品質を高めたいときは、撮影機材の購入や編集用のアプリを導入する必要があります。そのための費用も考慮しておかなくてはいけません。撮影機材を安価なものにすると動画の品質が低下してしまうかもしれません。視聴されない動画を公開しても意味がないので、撮影機材などにもこだわりましょう。
まとめ
大規模に動画配信サービスを利用したいと考えている場合は、スクラッチ開発やパッケージ開発がおすすめです。しかし、大規模に動画配信サービスを利用したいと考えていない場合は、クラウド型動画配信システムで充分でしょう。構築方法について分からないことがあれば、ネットで検索すると情報を入手できます。また、サイトごとに資料請求や問い合わせも可能となっているので確認してみましょう。